雑記第一弾は映画 キングダム・オブ・ヘブン の視聴感想です。
以下映画のネタバレを含みます。
エルサレムを舞台にした十字軍とサラディン軍の戦い
キングダム・オブ・ヘブン
こちらの映画は全く何の予備知識も持たずに視聴したのですが、始まってすぐオーランド・ブルーム、エヴァ・グリーン、リーアム・ニーソンなどなど・・・登場キャストが豪華で、「あ、もしかしてこれって実は大作映画なのかしら?」というような印象をすぐに持ちました。
実際ものすごい数のエキストラや予算をかけたであろうなぁという大規模攻城戦など迫力と見どころの多い映画でした。
映画序盤の内容としては田舎町で庶民として生活していた、とあるフランス貴族の息子である主人公(オーランド・ブルーム)が父親・そしてエルサレム王の意思を引き継ぎ十字軍としてエルサレムを舞台にイスラム軍と戦うというストーリーです。
冒頭、主人公は鍛冶屋として生活しており、
あら?もしかしてPCゲーム、Kingdom Come: Deliverance的な展開かしら?と思ったんですが、実は貴族の隠し子?私生子?という比較的恵まれたバックボーンをお持ちでした(^_^;)
で、なんやかんやあってストーリーが展開していくのですが、ネタバレになるので詳細は伏せます。
良い娯楽映画なのでぜひ見ましょう!
私的:キングダム・オブ・ヘブンの良かった点
豪華なキャスト
まず、先に挙げた人々のように豪華なキャスト陣が挙げられます。
特にエヴァ・グリーン(Eva Green)さんのあの透き通るような綺麗な目は相変わらずご健在!
エヴァ・グリーンさんはダニエル・クレイグ版007カジノロワイヤル
のヒロインで拝見して、こんなキレイな目の人が世の中にはいるんだな~(゚д゚)!とビックリした次第です。
私の中の綺麗な目女優ツートップの一角ですね。
ちなみにツートップのもう一角はケリー・ライリー(Kelly Reilly)さんです。
ロバート・ダウニーJr版シャーロック・ホームズのメアリー役などで出ていらっしゃいます。
キャストでもうひとり気になったのはサラディンの側近の貴族風の男。
この人の鎧を着てるときのキリッとして、でもどことなくつぶらな瞳の表情がWWEのアンダーテイカーになんとなく似てるのが非常に気になりました(笑)
迫力ある攻城戦
映画の後半はエルサレムを舞台にした攻城戦となるのですが、ここは尺も長くまた大人数での戦いが描かれていて大迫力でした。
投石機怖い・・・(´・ω・`)
キングダム・オブ・ヘブンのイマイチだった点
歴史的背景がわかりにくい
十字軍の遠征について相応の知識を持っていないと、今ひとつどういう状況でなにをやっているのか?というのが分かりにくかったです(・_・)
この辺りはキリスト教に詳しいであろう欧米の方々ならすんなり入っていけるのかもしれませんが、いかんせん日本人の私には馴染みが薄くピンと来ませんでした。
人物関係がわかりにくい
歴史的背景の分かりにくさともあいまって、人物の相関関係が非常に分かりにくかったです。
主人公サイド:
王とその妹である王女がどういった背景でエルサレム王なり王女になっているのか詳細な説明・描写はありません。
またルノーというエルサレム側の暴虐な騎士もどういった背景があって暴れてるのか等は描かれずただトラブルを起こすばかり。
あと、序盤から味方の司祭的な騎士?もどういった存在なのか映画の中の描写だけではよく分からず終いでした。
敵(イスラム)サイド:
サラディンに苦言を呈する若手イスラム教徒で黒ずくめの側近風の男がいるのですが、彼が何者なのか描写が無いので不明でした。
アラビア語?の字幕が無いので何言ってるかわからないシーン多数
重要なシーンは英語なので日本語字幕がちゃんと出るんですが、アラビア語で何か会話しているシーンに関しては字幕無し。
そしてこのアラビア語でなんか大事な事を言ってるんだろうなぁ・・・というシーンがかなり多く、そこに字幕が無いため見てて話がぶつ切りされてイマイチ理解しづらい箇所がありました。
ただ、これは映画の中でも英語の字幕も無かったので、そもそも視聴者には意味を伝えないという演出の可能性が高いと思います。
ですが、演出であったとしても受け手が意味が分からなくて混乱しては演出そのものが失敗だと思いますので、字幕を付けてほしかったです(´・_・`)
最後の馬のシーン
最後、とある場所にとある高貴な人物が訪ねてきます。
高貴な人がとある人物にある物事を尋ねるのですが、質問された方は答えをはぐらかして「自分は関係ない・・・」的な返事をします。
高貴な人が自分の身分を明かした上で、再度尋ねるのですが、それでも関係ない・・・と答えます。
それはそれで良いんです。
が、その後のエンディングロール直前の描写。
2人の人物がそれぞれ馬に乗って駆けていくんですが、この駆けていった方向ってエルサレムを目指したのか、それともただの遠駆けにでも出かけたのかなんとも微妙な描かれ方・・・( ´Д`)
直前の高貴な人との会話からエルサレムを目指すとは考えにくいですが、受け取り様によっては再起を図ってエルサレムに向かう・・・ってのもありそうなんですよねえ。
妙な含みを持たせず、もうちょっとわかりやすい最後にした方が自分好みでした(・_・)
ていうか身分を捨てたのに1人だけ毛皮が豪華すぎるやろ
オーランド・ブルームいつ顔を切られたっけ?
最後の最後でオーランド・ブルームの左頬に大きく切られた傷跡があったんですが、どこで切られたかよく分かりませんでした(・_・)
総評
映画「キングダム・オブ・ヘブン」は十字軍の背景を知っていればより楽しめると思うのですが、それがないとイマイチ話がわかりにくいかもしれません。
ただし、十字軍の背景を知らないということは、ストーリーの展開が最後までわからず映画を存分に楽しめるというメリットもあります。
実際私も最後の方などは、もしかしてこの映画バッドエンドになるんじゃ…
とハラハラしながら見ておりました(^_^;)
単純に娯楽映画として見た場合、しっかり作られていて良い映画だと思いました。
全体的には独断と偏見で80/100点としたいと思います!
キングダム・オブ・ヘブンを機会に、十字軍やエルサレムの歴史に興味が湧いたのでなにか関連する本でも読んでみたいですね。
それでは(* ̄▽ ̄)ノ
キングダム・オブ・ヘブンはアマゾンプライムビデオでも視聴可能となっています。
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