この文章、2ヶ月ぐらい前に書いてたのに投稿を公開設定にしてませんでした…( -_-)
不定期映画感想シリーズ。
今回はチャールズ・ブロンソン主演
狼よさらば
の視聴感想です。
以下映画のネタバレを含みます。
概要:復讐劇かと思ったら実は快楽殺人犯の話だった
狼よさらば
チャールズ・ブロンソン主演のアクション映画?社会派映画?です。
吹替版で視聴しました。
NYの大手土地開発会社の部長であり、
海外旅行もして立派な自宅に住み、幸せな生活をおくる
いわゆる上流階級的な主人公ポール・カージー(チャールズ・ブロンソン)。
そんな彼の生活が一変、
ある日暴漢によって奥さんが殺害、
娘さんはなんやかんや(ちょっとここでは書けない😥)のショックで精神を病み
幸せな生活が破壊されます。
そんな折、カージー氏は会社の土地開発プロジェクト推進のためNYを離れて
地方の協力会社に出張勤務することになります。
そこでアメリカ西部開拓時代の自警の精神に触れ、
また派遣先で親しくなった同僚からNY帰還の際に内緒でリボルバー拳銃一式を荷物に忍び込ませてプレゼントされていたことから彼の人生が一変。
銃をコートのポケットに忍び込ませて夜な夜なNYの街のダニ共を狩る生活がスタートする…。
というのが大まかな流れです。
で、街のダニ共を殺していくうちに、
当初の「奥さんと娘の復讐」という要素が薄れてきて
だんだん殺しそのものに目的がシフトしていくのがサイコっぽいんですよね(´・_・`)
途中、殺人後に家の内装をやたらと明るくしてノリノリの音楽をかけて過ごしてるシーンもあり、
私はそれを見てカージーもこりゃ精神をやられてるなって思いました(´・ω・`)
でさんざんダニ退治しまくった挙げ句
ラストでは結局数々の殺しが警察にはバレたんですが、
よその街に行ってNYに二度と帰ってこなければ見逃す―
という約束でカージーはシカゴへと旅立ちます。
そしていざシカゴ空港に到着した途端、シカゴのダニ共を目の当たりにし
新たなターゲットの出現に喜ぶカージー…
というところで映画はおしまいでした。
おそらくこの後シカゴでもダニ退治に励むのでしょう…( ´Д`)
なお劇中でブロンソンが撃ってたリボルバーは
コルト ポリス ポジティブの亜種という説がネット上で出てました。
総評:アメリカ社会を風刺しているのかも
で、この映画見てて、そりゃアメリカで銃の規制とか無理ですわと思いました。
映画なんで現実とは異なる部分も多いとは思いますが。
開拓精神というか自衛の精神ってのが今も少なからずアメリカ人の精神的根底に残ってると聞きますし、刀狩りよろしく一斉に銃を取り上げようものなら暴動になりそうです。
だって健康のためにマスクしろっていうだけであの騒ぎですしね…(´・_・`)
あとこの映画で興味深いのが監督のマイケル・ウィナー氏がユダヤ系イギリス人であり、つまり両親もイギリス人でもアメリカ人でも無いという点。
これってアメリカ人監督がアメリカの社会問題を撮ったわけじゃなくて、
更に「外からの目」を通して撮ってるってことなんでしょうね。
なので外国人から見たアメリカ社会を風刺するという要素もあるのかもしれません。
それと吹き替えで秀逸だと思ったのは
一番最初のカージーがハワイで奥さんと旅行してるシーン、
カージーの声の大塚周夫さんの第一声が妙にハイテンションで甲高かったので、
チャールズ・ブロンソンってこんな感じだったっけ?
と思ったんですが、それが事件を経ていくうちに声のトーンも下がって暗くなっていく演技になってるのがいいと思いました。
大塚周夫さんの演技力はもとより、音響監督(でいいのかしら?)の演出/演義指導も良かったと思います(・∀・)👍
まとめます。
狼よさらばは
チャールズ・ブロンソンとリボルバーの魅力を堪能できる良作
と感じました。映画そのものは古い映画ですし派手なアクションというのもそれほどありませんが、じっくり魅せる内容で良かったです。
狼よさらば、
全体的には独断と偏見で80/100点としたいと思います。
それではまた。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
映画を見るならアマゾンプライムビデオがお得ですよね。
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