[映画感想] メカニック ワールドミッション

映画の感想

不定期映画感想シリーズ。
ジェイソン・ステイサム主演 メカニック・ワールドミッション の視聴感想です。

字幕版で視聴しています。

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キャプテン
キャプテン

以下映画のネタバレを含みます。

「メカニック」の続編である意味があまりないような…

メカニック:ワールドミッション

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前作「メカニック」の続編という位置づけですが、

メカニックの2作目である意味があんまり無いような気がしました。

この映画の印象はとにかくここに尽きると思います😥

総評

今作では世界中を飛び回ってステイサム演じる
主人公ビショップが事故(暗殺)を遂行する展開。

ジェイソン・ステイサム作品らしく
格闘アクションは素晴らしく(足の動脈を狙って行くナイフアクションがガチっぽい)、
またビショップが扱うサイレンサー付きのベレッタ 92(?)が大活躍し
ガンアクションも楽しめる良作になっています。

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本作はアクション映画としてとても面白く、
ジェイソン・ステイサム作品なのでまず負けない&死なないわけですし、
私達視聴者側からすると最初から最後まで安心して
ステイサム成分を純粋に楽しめるのも良い点だと思います。

ですが、

「これってメカニックの続編である必要があるのかなぁ…」

とは観てて常に思いました( -_-)

前作では「メカニック」という名前らしく旧車のレストアという要素があり、
そこに師匠と弟子、犬を飼う、復讐劇、そして大どんでん返しという、
いろいろな素晴らしいサブ要素が1つの作品内に散りばめられていました。

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しかし今作はドンパチやって暴れまわるのがメインであり
世間一般の用語である「メカニック」らしさは微塵もありません。

※このシリーズで「メカニック」とは別の意味を指しますが一般用語の「メカニック」の意味を視聴者に想起させるのが前作の良さであったと思います。

メカニック:ワールドミッションはアクション映画としてはいい出来なんだけど、
前作「メカニック」の続編と言われると…というのが一番の感想です。

もし前作の事を全く知らずに本作だけを観たならば、

メカニック

ってタイトルは結局なんだったの?と思うかもしれない、
それぐらい「メカニック」という単語と全く関係ない作りになっていた気がします。

メカニックワールドミッションを象徴するオペラハウス

映像が劣化してる

前作は特にレストアのシーンなどがキレイで落ち着いた映像で魅力でしたが、
今作はCGの合成背景と役者との境界がひと目で分かるような雑な作り😥
観ててこれはちょっと…と感じました。

最初のブラジルのレストランではいきなりCG背景と実写の境界が白飛びしていて、
また上空からの引きの映像で海に浮かぶヨット等船舶もCGで増やしたのがひと目でわかる、
その他にも敵ボスの建物や、中盤で一度乗り込んだときのヨット拠点上など
話が進むたびに要所要所でCGと人物の境界が白飛びしていて興ざめでした。

予算の都合なのかもしれませんが、
なんと言いますがB級映画みたいなかなり雑な仕上がりです。

本作は2016年公開の映画ではありますが、
現在(2020年)から数年前であることを加味してもかなり雑だったと思います。
ちょっと残念です。

パッとしないヒロイン

これに関しては個人の主観なので、ファンの方には申し訳ないですが、

ジェシカ・アルバがヒロインとしてパッとしない

と私は思いました(あくまで私の印象です。)

人の好みの範疇にはなりますが、
私は彼女が飛び抜けて美人にも思いませんし、
かと言ってなにか強烈な個性を残すような見た目でもない、
演技も特に何かがあったわけでもないという印象です。
(ファンの方には申し訳ないですけど( -_-))

映画内では元特殊部隊という設定ですが、
それも中途半端であまり活かせてないような描かれ方でした。
特殊部隊にもいろいろあるんでしょうけど。。。

私はジェシカ・アルバという名前くらいは聞いたことがあるけど、
顔や何をやってる人(モデル?歌手?俳優?)なのか全く知らない状態でこの映画を最初から最後まで観、

このパッとしないヒロイン役はなんという役者だったのかしら?新人を大抜擢したのかな?

と思ってエンドロールを見て、

工エエェェ(´д`)ェェエエ工これがジェシカ・アルバって人なの?

とびっくりした次第です。

彼女が最初に登場した時、あんまりパッとしない容貌だったので
この人がヒロインとは全く思わず
(というかそもそもこの映画にヒロインがいるとも思ってなかった)、
すぐに死んで退場する役だと思ってました。
(返す返すもファンの方には、本当に申し訳ありませんm(_ _)m💦)

まあキャスティングについてはスポンサーや事務所など
色々と事情もあるのだろうと思いますが…。

ただ、ジェシカ・アルバの褐色系の肌は
本作の一拠点である東南アジアという舞台設定には合っていたような気はします。
その点は良いキャスティングだったと思います。

もちろんジェシカ・アルバ自身を誹謗中傷するつもりは全くありません。
何となくこの映画のヒロインには合ってなかったかなぁという、
あくまでも私個人の感想・好みです。

それならあんたどんな女優が好きなんだよ?言ってみ?
って話ですが、

私はオルガ・キュリレンコが好きです(キッパリ)

じゃあオルガ・キュリレンコが本作のヒロインなら良かったんか?
と言われるとそれもまた違うような気がするけど。。。
それだともう完全に映画が007の雰囲気になってしまうし…。
個人的にステイサムにジェームズ・ボンドをやってほしいとは思ってますが
この話はまた別の機会に。

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印象的なワードがない

前作「メカニック」には映画を通した格言(キーワード)があり、
それが最後の最後でメッセージとしてクローズアップされます。

この格言はジェイソン・ステイサム主演の大ヒット作、
トランスポーターシリーズの「ルール」を想起させるような意味合いもあって、
ファンには嬉しい遊び心を含めた演出だったと思います。

対して、本作ワールドミッションでは
そういった映画を通して深みを与えるような要素が何もありません。
本当に何一つ無いんですよね😥

アクションに全振り!
は、それはそれでアクション映画のあるべき姿かもしれませんが、
「メカニックらしさ」を期待していたので、肩透かしを喰ったような気分でした。

総評

まとめます。

  • 映画「メカニック:ワールドミッション」はアクション映画としてジェイソン・ステイサム成分を堪能するのにいい作品だと思いました。
  • ですが、「メカニック」の続編である意味があまりないとも思いました。
  • キャストはジェイソン・ステイサム、ジェシカ・アルバ、トミー・リー・ジョーンズと豪華です。
  • なので予算をかけてるはずなんですが、映像の作りはかなり雑に感じました。
  • 「メカニック」の3作目を作るのであれば、1作目に立ち返って「メカニック」らしさを出して欲しいと思います。
  • つまり犬を出せ🐶

です。

メカニック:ワールドミッション、全体的には独断と偏見で75/100点としたいと思います。

あれ、文句言った割にはけっこう高いのでは?

と思われるかもしれませんが、
私はジェイソン・ステイサム主演映画は
最初から基礎点が60点あります(^_^;)

※今回字幕版での視聴だったので吹替版視聴でステイサムの声が山路和弘さんだったら85点になってたかもしれません。

駄目な映画ということでは決して無いので、ジェイソン・ステイサム&アクション映画という鉄板の組み合わせを純粋に楽しめるいい映画だと思います。

逆に言うと、前作のことを一切知らなくても問題なく楽しめる映画といえるかもしれません。

それでは(* ̄▽ ̄)ノ


メカニック・ワールドミッションアマゾンプライムビデオでも視聴可能となっています。

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